目次
ソーシャルレンディングとは
ソーシャルレンディングを簡単に説明すると、お金を貸したい人(企業)と、お金を必要としている人(企業)の橋渡しを行うインターネットサービスです。
創業や事業拡大等で一定の資金を必要としている事業主が、ソーシャルレンディング事業者に融資希望の申請を行います。するとソーシャルレンディング事業者は、申請された案件の将来性、リスク、事業主自体の信用度を細かく審査します。
この事業主であればお金を融資しても無事に返済される可能性が高い、と判断された事業案件のみ、投資希望者に対して公開されます。
投資を希望する人は、公開された案件の中から好きなものを選択し、ソーシャルレンディング事業者に対して投資を行います。
そして、ソーシャルレンディング事業者は、投資者から預かったお金を事業主に渡し、事業主は事業を展開。融資して貰ったお礼に毎月利子をソーシャルレンディング事業者に返済し、その中から手数料を引いたお金が投資者に利益配当される仕組みです。
資産を増やしたい人が事業資金を集めたい人に投資し、無事事業が成功したあかつきには、利子を含めて投資した資金を返済して貰う。貸手と借手の両者が共にハッピーになれるサービスとして、近年非常に人気を集めています。
ネクストシフトファンド概要
社名 | ネクストシフト株式会社 |
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所在地 | 鳥取県八頭郡八頭町見槻中154-2 隼Lab. 2F |
代表者名 | 伊藤 慎佐仁 |
設立日 | 2016年10月7日 |
資本金
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99,500,000円 |
事業内容
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社会的インパクト投資 |
関係会社
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インベストコア株式会社 株式会社ツクイキャピタル 株式会社シーセブンハヤブサ |
ネクストシフトファンドの財務状況
会員数
応募数・応募金額推移
売上・利益推移
ネクストシフトファンド代表者の経歴
1967年鳥取県出身、同志社大学卒業。
1991年4月 三菱銀行(現三菱UFJ銀行)入行。
1998年4月 当時新興のベンチャーだった孫正義氏率いるソフトバンクへと転職。財務責任者として数千億円の資金調達を実現する。
2003年2月 ファイナンス・オール株式会社 代表取締役社長に就任。
2006年3月 SBIホールディングス株式会社 取締役執行役員常務に就任。
2011年8月 株式会社ケイブ 代表取締役社長に就任。
2013年1月 ワイジェイFX株式会社(当時・サイバーエージェントFX) 代表取締役に就任。
2016年に独立、世界への貢献をテーマにした活動を行っている。
ネクストシフトファンドを利用するのにおすすめな人
- 社会貢献したい人
- 貧困地域を改善したいと思っている人
ネクストシフトファンドの最大の特徴は「インパクト投資が行える」ことです。カンボジアといった貧困地域の中小企業や農家といった事業者に貸付を行い、生活改善を行うような役割を担います。
このような貧困地域を日頃から「どうにかしてやりたい!」と思っている人にとってはピッタリな事業者です。社会貢献しつつ、利回りを得られるのもうれしいところです。
貧困などの社会問題は問題が大きすぎて個人では行動を起こせないもの。しかし、ネクストシフトファンドを利用すれば簡単に参加できるので、少額からでもやってみてはいかがでしょうか。
対して向いていない人は、大きな利回りを得たい人。利回りは他社と比べて若干低いです。ネクストシフトファンドは、社会貢献といった思いが強い人におすすめしたい事業者です。
ネクストシフトファンドの利回り情報
今までに4種類の案件を募集していますが、各期待利回りは下記の通りです。
カンボジアマイクロファイナンス1号…5.0%
カンボジアマイクロファイナンス2号…4.5%
カンボジアマイクロファイナンス3号…4.5%
ジョージア×カンボジアマイクロファイナンス1号…7.2%
4.5%~7.2%といったところです。
現在の募集案件の想定利回り
過去の実績利回り
※この会社がネクストシフトファンドとなります。
元本割れや貸し倒れはない?
2018年8月現在は一切発生していません。
ネクストシフトファンドへの投資応募状況
ネクストシフトファンドの主な取り扱い案件
ネクストシフトファンドで今まで募集してきたファンドは、大きくわけて2種類です。
カンボジアマイクロファイナンス
投資家から集めた資金をネクストシフトファンドが、カンボジアのマイクロファイナンス機関(貧困地域などに支援を行う機関)に貸付を行います。マイクロファイナンス機関は、カンボジア国内での資金の借り手(中小企業や農家)に貸付を行います。
返済された資金を分配金として受け取るスキームがこちらの「カンボジアマイクロファイナンス」という投資案件です。
- 運用期間は約1年
- 最低投資金額は2万円から
今まで1号~3号までの募集を行っており、利回りは4.5%と5.0%となっています。
ジョージア×カンボジアマイクロファイナンス
カンボジアマイクロファイナンスは、カンボジアのマイクロファイナンス機関に貸付を行うものでしたが、こちらのファンドは、ジョージアのマイクロファイナンス機関にも貸付を行うファンドとなっています。
基本的なスキームは一緒で、2国の中小企業や農家などに資金の貸付を行い、返済された資金を分配金として受け取ります。
- 運用期間は約13か月
- 最低投資金額は2万円
利回りは高く7.2%となっています。
ネクストシフトファンドの特徴
ネクストシフトファンドのメリット
インパクト投資という社会貢献ができる!
貧困、環境、地方創生といった問題を抱える地域に対して投資を行い、よりよい社会に改善していくことで利益を得る投資を「インパクト投資」と呼びます。ネクストシフトファンドは、インパクト投資に特化したソーシャルレンディング事業者です。
主に扱っている投資案件は、カンボジアのマイクロファイナンス機関です。カンボジアでは貧困問題を抱えていますが、貧困から抜け出した層に対して、支援を行い、さらなる生活改善を行う役割を担うために投資します。
常日頃から、貧困地域のために何か自分にできることはないか?と考えている人は、ネクストシフトファンドを利用してみてはいかがでしょうか。少額からでもできるので、そのような思いを抱いている人には、おすすめの事業者です。
貸し倒れの実績はなし!
集めた資金をネクストシフトファンドが、現地のマイクロファイナンス機関に貸付を行います。このマイクロファイナンス機関は大丈夫?と疑問に持つ人も多いのではないでしょうか。
現在のところ、ネクストシフトファンドが貸付を行っている機関で貸し倒れが起きている機関は1件もありません。
マイクロファイナンス機関も、貸付先を分散して融資しているので、リスクを抑えて運用しています。これからどうなるかはわかりませんが、現在は安心して投資しても問題ない状況です。
出金手数料が無料!
意外と嬉しいのが出金時の手数料を無料にしてくれているところです。少額での投資であれば出金時の手数料が高ければ、分配された利益がなくなっていしまうこともあります。
事業者によっては、1000円近く出金手数料がかかるなんてこともあるくらいです。ネクストシフトファンドは、厄介な少額投資の敵である出金手数料に悩まされずにすみます。
ネクストシフトファンドのデメリット
案件が少ない
現在募集されている案件は、2018年8月時点で4種類しかありません。種類も、カンボジアとジョージアに投資するという選択しかないので、やや物足りないと感じます。
ですが、こちらの地域に投資したい!という人には全くデメリットになりえないことでもあります。
利回りは低い
利回りは4.5%~7.2%の範囲です。ソーシャルレンディングの業界平均が約8.1%と言われているので、平均と比較してもやや低いと感じます。
また、同じインパクト投資を行っている「クラウドクレジット」の利回りは、5.0%~10.0%です。案件の種類もクラウドクレジットの方が種類が多く、比べるとどうしても見劣りしてしまいます。
利回りに期待せず、カンボジアといった地域に対してのインパクト投資を行うことに赴きを置いている人でなければ、投資する意義は少ないと感じます。
カントリーリスクなどのリスク要因
カンボジアといった新興国に投資する際には、必ずカントリーリスクがあるということを念頭に置いてください。社会的・経済的環境、政変、金融規制といったことが要因で、資産価値が大きく変動して思わぬ損失もあるので注意しましょう。
それと同じように為替リスクなども同様に気を付けましょう。投資した時点よりも円高に振れれば資産価値は低下します。逆に円安に振れれば資産価値が上昇することもあります。
カントリーリスクと為替リスクは避けられないですが、考慮したうえで投資するようにしましょう。
SNSでのネクストシフトファンドの評判
ネクストシフトファンド600万近集めたのね
コンセプトは面白いけど、利回り高くないし、為替ヘッジも見た感じなさそうなのはきついなーhttps://t.co/Aef1Id28DA— エスト (@adoniseas) April 21, 2018