目次
ソーシャルレンディングとは
ソーシャルレンディングを簡単に説明すると、お金を貸したい人(企業)と、お金を必要としている人(企業)の橋渡しを行うインターネットサービスです。
創業や事業拡大等で一定の資金を必要としている事業主が、ソーシャルレンディング事業者に融資希望の申請を行います。するとソーシャルレンディング事業者は、申請された案件の将来性、リスク、事業主自体の信用度を細かく審査します。
この事業主であればお金を融資しても無事に返済される可能性が高い、と判断された事業案件のみ、投資希望者に対して公開されます。
投資を希望する人は、公開された案件の中から好きなものを選択し、ソーシャルレンディング事業者に対して投資を行います。
そして、ソーシャルレンディング事業者は、投資者から預かったお金を事業主に渡し、事業主は事業を展開。融資して貰ったお礼に毎月利子をソーシャルレンディング事業者に返済し、その中から手数料を引いたお金が投資者に利益配当される仕組みです。
資産を増やしたい人が事業資金を集めたい人に投資し、無事事業が成功したあかつきには、利子を含めて投資した資金を返済して貰う。貸手と借手の両者が共にハッピーになれるサービスとして、近年非常に人気を集めています。
LCレンディング概要
商号 | 株式会社LCレンディング |
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本社所在地 | 東京都港区六本木一丁目4番5号 アークヒルズ サウスタワー3F |
代表番号 | TEL:03-5545-3900 FAX:03-5545-3905 |
事業内容 | ソーシャルレンディングサービス「LCレンディング」における、借り手の管理 |
創立 | 2014年12月1日 |
資本金 | 99,000,000円 |
株主 | LCホールディングス株式会社(100%) |
役員構成 | 代表取締役 山中 健司 取締役 藤井 博志 社外取締役 金重 凱之(株式会社国際危機管理機構 代表取締役) 監査役 藤本 竜哉(LCホールディングス株式会社 取締役 [監査等委員]) |
免許/登録 | 貸金業登録 東京都知事 (1) 第31570号 |
関連会社 | 株式会社ロジコム、株式会社LCパートナーズ |
LCレンディングの財務状況
会員数
応募数・応募金額推移
売上・利益推移
LCレンディング単体の売上・利益は非公開
LCレンディング代表者の経歴
早稲田大学政治経済学部卒
住友信託銀行(現 三井住友信託銀行)にてキャリアをスタート
以降、プロミス株式会社(現 SMBCコンシューマーファイナンス)、UBI株式会社(取締役就任)、UBI Finance株式会社で手腕を発揮
2014年LCレンディング設立時の代表取締役に就任
米インディアナ州立大マーケティング部卒
1971年株式会社パシフィック・トレーディングに入社
1972年Overseas Land Corporation(ハワイ)を設立し、代表取締役に就任
1976年長谷川工務店USA(現・長谷工コーポレーション)に入社
1986年KOAR Group.Inc.を設立し、代表取締役に就任
1992年Signature Resorts,Inc.を設立し、代表取締役会長に就任
1998年ダヴィンチ・アドバイザーズ・ジャパンを設立し、取締役社長に就任
2001年にナスダック・ジャパンに上場
2010年6月にダヴィンチ・アドバイザーズが上場廃止。263億91百万円の連結最終赤字、約110億円の債務超過
2014年に約90憶の債務完済、病院関連ビジネス投資をコアビジネスとして再スタート
2016年ロジコム(現・LCホールディングス)と資本業務提携、LCパートナーズの特別顧問に就任
2018年LCホールディングスの代表取締役に就任
LCレンディングを利用するのにおすすめな人
- 運営会社が上場企業のLCホールディングスへ信頼している方
- 利回りは若干低めで気にならない方
- 不動産案件に投資したい方
LCレンディングの強みは上記の通りです。中でも運営会社が上場企業なので信頼性が高いという点は大きいです。決算情報が公開されているのもいいですね。財務が健全であるかどうかを事前に確認できるので、危ない時は資金を引き揚げることもできます。
また、投資した案件が債務不履行に陥った場合でも、LCホールディングスが元本と期日までの利息を保証してくれます!
このような点からみても、長期的な運用をしたい人は、信頼と保証がついているLCレンディングはおすすめといえます。
ですが、利回り自体は低め。約6%で業界平均よりは若干物足りなく感じる利回りです。しかし、LCホールディングスの保証がついていてこの利回りなら、高いといえるのではないでしょうか。リスクが極めて少ないですから。
まとめると、LCホールディングスでは、リスクが少なく安定的な運用ができそうです。長期的に資金を預けても全く問題がないので、長期で安心して運用したい人におすすめの事業者といえます。
LCレンディングの利回り情報
公式サイトでは、運用利回りは4.0%~10.0%と公表されています。平均利回りでいえば約6%前後です。定期預金と比べると高く感じますが、ソーシャルレンディング業界の平均利回りが約8.0%なので、利回りの面では若干低めといえます。
現在の募集案件の想定利回り
過去の実績利回り
※この会社がLCレンディングとなります。
元本割れや貸し倒れはない?
2018年8月現在は一切発生していません。
LCレンディングへの投資応募状況
LCレンディングの主な取り扱い案件
投資案件の種類は少なめで、下記の2種類です。不動産関連事業に投資する案件が多くみられます。
- LCGF ○○運用型
- LCセレクトファンド
不動産関連事業を行っている会社に資金を提供するファンドです。貸し出した資金は、不動産の取得に使用されます。
「○○運用型」の○○に入るのは運用期間です。「15か月運用型」や「9か月運用型」といったように、運用期間ごとに投資案件が違います。長い期間であればあるほど利回りが高くなりやすく、期待できる利回りは約6.0%といったところ。
LCレンディングで最も多い投資案件です。
不動産の取得目的だけでなく、運転資金の提供といった複数のファンドをまとめた案件です。利回りは幅広く約6.0%~9.0%となっています。
LCレンディングの特徴
LCレンディングのメリット
運営会社が上場企業
LCレンディングを運営しているのはLCホールディングスです。知っている人は知っていると思いますが、LCホールディングスはジャスダックに上場しています。ソーシャルレンディング事業者のリスクとして運営会社の破綻が挙げられますが、そのようなリスクは極めて低い企業といえます。
また、上場会社は決算情報が公開されているため、いつでも企業の状況を把握することができます。万が一LCホールディングスが危機的な状況になった時は、自分自身で察知することで、資金を引き揚げてリスクを回避することができます。
LCホールディングスが運営しているメリットはこれだけではありません。案件が債務不履行となった場合、元本額と直近の返済期日までの利息をLCホールディングスが保障してくれます!
LCホールディングス自体が破綻してしまった場合は保証が不可能になりますが、直近の決算などを見ている限りではそのようなリスクは少ないといえます。
このような保証もついていて、6.0%近い利回りが得られるのですから、利用しないのは勿体ないといえるのではないでしょうか。
不動産に特化している
LCレンディングの案件は不動産関連事業への貸し出しが多いです。
それもそのはず、LCホールディングスのグループ企業である「LCパートナーズ」が銀行融資をうけて、足りない分の資金をメザニンローン(銀行融資と自己資金で足りない資金を、ソーシャルレンディングのような形態で資金を集めてローンにすること)としてLCレンディングから調達するのです。
その取得した物件の管理などは、グループ企業の「ロジコム」が行います。このようにグループ企業で不動産事業を行っているので、案件は不動産に特化しています。不動産投資をしたい人には、おすすめしたい事業者です。
累計応募金額が業界4位
LCレンディングが今まで集めた金額は、約200億円にものぼります。これは業界で4位の実績です! いかに投資家から信頼を寄せられているかがわかります。
ちなみに、1位はmaneoで約1200億円、2位はSBIの約550億円です。
現段階では、上位には手が届きません。しかし、少しづつではありますが、右肩上がりに応募金額が上昇していることをみると、今後は上位に食い込んでくる可能性も大いにあるでしょう。
投資前に質問できる!
投資案件の詳細情報をみていて疑問に思ったなら、そのページからすぐに質問できます!
ページ中央付近に「質問する」をクリックすると、下記画像のような質問入力の画面が立ち上がります。そこから質問すると、そのページ上で回答が得られる仕組みになっています。気になることがあれば、どんどん質問してみましょう。
LCレンディングのデメリット
出金手数料がかかる
受け取った分配金は投資口座に入ります。そこから引き出す時に支払う銀行の振込手数料はこちらで負担するため、少額投資であれば特に、収益を圧迫してしまいます。
少額で運用する人にとっては、少し高いかな、と感じてしまう手数料ではないでしょうか。
出金手数料を無料としている事業者もあるので、そちらと比較するとデメリットと感じてしまいます。しかし、登録している銀行口座が同じ銀行で同一支店であれば、出金手数料は多少安くできます。
利回りは低め
LCレンディングの利回りは平均で約6.13%。業界平均で約8.0%なので、若干低い水準に感じてしまいます。
しかし、利回りは低くても上場企業の子会社が運営している信頼性、また、債務不履行時にはLCホールディングスが保障する、といった事業者の安全面を考慮すると、この水準は悪くないともいえます。
投資可能金額が2万円から
最低投資可能金額は、他社であれば1万円からの事業者も多くみられますが、LCレンディングでは最低でも2万円用意しなければ、始めることができません。
しかも、案件によっては3万円が最低投資可能金額となっているものもあるので、全くの投資初心者にとっては、若干敷居が高くなります。
SNSでのLCレンディングの評判
LC レンディングより、人生初のソーシャルレンディング分配金が入りました。\( ˆoˆ )/
— こぺ子 (@Kopeko_L880K) 2018年5月14日
分配金も出たし、そろそろソーシャルレンディングに増資することを検討中・・・🤔
いろんなところで行政処分をくらっていたり、遅滞発生もちょこちょこ起きてる中、より安全性を考えるように。
東証JASDAQ上場企業の保証が強いLCレンディングが私の中で、今のところ最有力候補。 pic.twitter.com/9krdApyHAI
— tea@ブログ (@20th_venus) 2018年3月9日
ソーシャルレンディンクの口座を増やしたくないと言ってましたが、事業者リスク分散のため、LCレンディングとガイアファンディングを開設しました。
maneoのID連携便利すぎる!!— さすけ@京町堀の個人投資家 (@charin2_sasuke) 2018年1月30日
ラッキーバンクは大丈夫かな(-_-;)
人気がある所だから。
願わくばフォロワーの方々には影響ありませんように。
(´・ω・`)こうなってくるとやはり、オーナーズブック、マネオ、LCレンディング、SBISLの4社が安心できますね。上積みしたくてもなかなか信頼出来る業者がないのが痛いですがね(-_-;) pic.twitter.com/LERYER2g2t
— ふまんだらけ (@AKITO2021C) 2018年2月21日
ソーシャルレンディングで投資できるファンドをずっと探しているのだけど、OwnersBookは利率低い、ラッキーバンクは期間が長すぎる、LCレンディングは案件がない、クラウドリースはリスク高すぎて突っ込めないという理由で、結局は無難にmaneoになってしまうなー。
— Moto (@sillyfools) 2018年2月15日
やはり、安心感を重視して投資される方が多く、遅延等が発生しづらい点において重視されている方がLCレンディングを利用される方が多いみたいです。
またmaneoと連携しているため、maneoIDを利用できるため、口座開設がスムーズな点もいいところですね!maneoについて詳細を知りたい方は下記記事を参照ください。
一方で案件が少ない…といった声もあります。こちらは他のソーシャルレンディングとうまく組み合わせ、常時案件確保できる状況をつくることが重要ですね。