目次
ソーシャルレンディングとは
ソーシャルレンディングを簡単に説明すると、お金を貸したい人(企業)と、お金を必要としている人(企業)の橋渡しを行うインターネットサービスです。
創業や事業拡大等で一定の資金を必要としている事業主が、ソーシャルレンディング事業者に融資希望の申請を行います。するとソーシャルレンディング事業者は、申請された案件の将来性、リスク、事業主自体の信用度を細かく審査します。
この事業主であればお金を融資しても無事に返済される可能性が高い、と判断された事業案件のみ、投資希望者に対して公開されます。
投資を希望する人は、公開された案件の中から好きなものを選択し、ソーシャルレンディング事業者に対して投資を行います。
そして、ソーシャルレンディング事業者は、投資者から預かったお金を事業主に渡し、事業主は事業を展開。融資して貰ったお礼に毎月利子をソーシャルレンディング事業者に返済し、その中から手数料を引いたお金が投資者に利益配当される仕組みです。
資産を増やしたい人が事業資金を集めたい人に投資し、無事事業が成功したあかつきには、利子を含めて投資した資金を返済して貰う。貸手と借手の両者が共にハッピーになれるサービスとして、近年非常に人気を集めています。
GoAngel概要
社名 | DANベンチャーキャピタル株式会社 |
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所在地 | 〒100-0011 東京都千代田区内幸町一丁目1番1号 帝国ホテルタワー15階 |
代表者名 | 出縄 良人 |
設立日 | 平成27年5月15日 |
資本金
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8,650万円 |
登録番号
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金融商品取引業者(第一種少額電子募集取扱業者)関東財務局長(金商)第3000号 |
事業内容
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第一種少額電子募集取扱業 適格機関投資家等特例業務 コンサルティング業 教育研修事業 |
加入協会
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日本証券業協会 |
GoAngelの財務状況
会員数
応募数・応募金額推移
売上・利益推移
GoAngel代表者の経歴
1983年、慶應義塾大学経済学部卒業。
太田昭和監査法人(現:新日本有限責任監査法人)に入社後は、公認会計士として主に株式上場コンサルティング業務に従事。
1993年に株式会社ディー・ブレインを設立、中小企業向けコンサルティング事業を開始。
1997年には株式公開専業証券会社ディー・ブレイン証券株式会社(現:日本クラウド証券)を創業。
2010年までに141社に対して112億円のエクイティファイナンスを支援。上場引受主幹事業務にも進出し14社を上場。
2010年にディー・ブレイン証券の代表取締役を退任、株式会社出縄&カンパニーを設立。
2015年にDANベンチャーキャピタルを設立。
2017年7月に第一種少額電子募集取扱業者として登録、同年9月に専用WEBサイト、GoAngel(ゴ―エンジェル)の運営を開始。
GoAngelを利用するのにおすすめな人
- 未公開株式に興味がある人
- ハイリターンを求めている人
- 純粋に企業を応援できる人
- 長期的な視野で物事を見れる人
上記がGoAngelのおすすめしたい人です。未公開株式に投資できるのが、なによりの魅力。一度購入してみたい人もいるのではないかと思います。
まして、未公開株式が上場するとなると、初めに投資した金額よりも間違いなく高値で売ることができるので、かなりのハイリターンが狙えます。
しかし、現段階では赤字の企業があるのは事実。そのような企業に投資しても、配当は出ていないのでリターンは全く期待できません。
長期的に成長することを信じて投資しないといけないため、本当にその企業に投資したくない人には向いていないといえます。
GoAngelの利回り情報
不明。現在、投資先の企業が上場した形跡はありませんのでリターンはでていないと思われます。
現在の募集案件の想定利回り
過去の実績利回り
元本割れや貸し倒れはない?
2018年8月現在は一切発生していません。
GoAngelへの投資応募状況
GoAngelの主な取り扱い案件
過去に募集した案件を見ると、教育関係や金融事業、飲食店など様々です。ここでは過去に募集した案件をいくつかご紹介します。
株式会社マルチブック
コンサルティング事業やプロダクト事業を手掛けています。募集して集めた資金の使い道として、プロダクト事業の一環であるクラウド型マルチ言語ERP(基幹系情報システム)ソフト「multibook」のシステム強化が目的とのことです。
ERPの発展形であるのが、このクラウド型ERP。さらにマルチ言語なので、グローバルに展開していけるのが強みです。こちらの案件は最低申込金額が50万円からとなっていました。
株式会社エデューレエルシーエー
LCA国際小学校を運営しています。LCA国際小学校は、日本で初めて株式会社に運営することが許された小学校です。
通常の小学校でできない教育を行い、国際的に活躍できる人材を育てるために力を入れている企業です。グローバルな人材育成にはかかせない英語の教育を重点的に行っており、特別講習を頻繁に行っています。
募集した資金の使い道は広告などの宣伝費が中心です。こちらも>最低申込金額が50万円からの募集でした。
GoAngelの特徴
GoAngelのメリット
未公開株式に投資できる!
GoAngelの投資対象は、未公開株式です。通常の株式は証券会社で購入できますが、まだ上場していない株式は一般の人は購入できません。
しかし、GoAngelに口座を開設していれば、この未公開株式に投資できるようになります。まだ成長途上の企業中心に投資できるので、投資した時点よりも大きく株式の価値が高まる可能性もあります。
また、上場することになれば、新規公開時に大きなリターンを得る機会が得られます。普通の株式に投資した場合は2倍以上のリターンを得るのは難しいですが、未公開株式が上場となれば何倍ものリターンを得られるでしょう。
まだ注目されていない企業が成長していく過程を見れるのも面白いところではないでしょうか。株式型クラウドファンディングの大きな魅力は、まさに未公開株式に投資できることに尽きます。
未公開株式でも安心して投資できる!
未公開株式と聞くと、どのようなイメージをお持ちでしょうか?「詐欺ではないの?」「架空の会社じゃないの?」という怪しいイメージがあるのではないでしょうか。
世間では多くの未公開株式詐欺によって、騙された人がいるので仕方がないことです。
しかし、GoAngelの未公開株式は、DANベンチャーキャピタルが審査し、安全だと判断された企業のみに厳選されています。例えば、マルチブックという会社であれば、2000年から事業を開始している黒字企業です。このような企業であれば怪しくないですよね?
このようにしっかり厳選された企業の未公開株式を提供してくれるので、安心して投資できます。
株主総会に参加できる!
未公開株式とはいえ、しっかり株式を購入しているので、株主総会に参加できます。
わからないことを質問するのもよし、助言を行い経営に対するサポートを行うのもいいでしょう。また、取引先や顧客を紹介し企業の価値を高めるようにしてみても面白いかもしれません。
このように株主総会に参加し、経営に直接参加していけるのも大きな魅力。
自分が投資したことによって、大きな成長を遂げていけば、金銭的なリターンだけでは味わえない感動が得られるのではないでしょうか。
GoAngelのデメリット
リターンが未知数
GoAngelは未公開株式に投資するので、具体的なリターンが不明です。
投資した企業が上場したとなれば、大きく価値が上がるのでとてつもないリターンが得られるのは間違いありませんが、まだGoAngelの投資対象で上場した企業はありません。
また、配当を実施していない企業がほとんどなので、投資した後はリターンに期待できない状況が続きそうです。そのため、余裕資金で投資し長期的な視点で応援する気持ちがなければ、長期の間株式を持ち続けていくのは難しいでしょう。
手数料が高い
投資対象によって支払う手数料が高いです。
例えば、1株あたりの手数料が4,320円で最低購入株数が5株(1株5万円)からの案件があるとします。
その場合は、最低購入金額250,000円+手数料21,600円=271,600円です。
手数料だけで21,600円もかかるのがおわかりいただけますか?案件によっては、さらに高くなる場合もあります。しかし、投資した企業が上場できれば、このような手数料は微々たるものではあります。
電話で問い合わせができない
投資対象について電話で問い合わせができません。というのも、金融取引法により、DANベンチャーキャピタルは電話で勧誘や問い合わせが禁止されています。そのため、電話で投資対象について聞くことができません。
ただし、案件への質問は投資対象の質問ページで行うことができるので、そちらを活用できればデメリットにはなりえないことではあります。
SNSでのGoAngelの評判
GoAngelで出資したmultibookから株主総会決議の通知が届いたんだけどその中にクオカードが入っててびっくり!!
しかも5,000円!! pic.twitter.com/KIklqPs3VR— メカ/kurakatsu (@ipomechanic) July 18, 2018
最近始めてみた株式投資型クラウドファンデが面白い
色々な会社が参入しだしてるけど募集スタートで速攻集まるのはfundinnoだけだね
結局、エメラダエクイティとかgoangelは投資の判断がし辛く人気があるのかどうかも分からない
今後もっと面白いプラットフォームが出来たらいいのにな— account_new (@toushi_kabshiki) December 13, 2017
優待が受け取れるのは嬉しいですね!上場企業の株主優待でも5000円のクオカードを貰えるところは少ないのではないでしょうか。
ただ、下の方がおっしゃられているように、初心者の方では投資判断は難しいですね。現段階では赤字になっている企業もあるので、長期的にその企業がよくなるかどうかの判断は、初心者にはハードルが高いといえるでしょう。