目次
IPO投資で一攫千金
最近、個人投資家の間でIPO投資が盛んになっています。この1年間のIPO投資の勝率は8割を超えており、多くの億り人を生みだしています。
その一例として、人工知能ベンチャーのHEROZは初値が公募価格の11倍となり、働き方改革でも注目されるRPAが公募価格の4倍になるなどしています。
IPO投資は現代の宝くじとも言える有望な投資法です。しかも、IPO投資は宝くじと違って公募に外れても手数料は一切取られません。それでいて、当たった場合は投資資金が数倍になるリターンを80%以上の確率で期待できるのです。
唯一、公募に当たったにも関わらず、初値が公募割れした場合は損失を被ることになってしまいますが、この1年では80%のIPO銘柄が初値が公募価格を上回っています。20%の公募割れした銘柄にしても、初値で損切りしていれば損失額は5%程度に抑えることが可能です。
IPO株の買い方
IPO株の買い方1:資金を作る
IPO投資を行うには、まとまった資金が必要です。最低でも100万円は欲しい所です。株式投資をするにあたって100万円では少な過ぎて、投機はできても投資はできません。
例えば、ファナックやファーストリテイリング、任天堂のような日経平均も牽引する好調な銘柄は100万円では買えません。
しかし、本格的な株式投資をするには多額の資金が必要となりますが、IPO投資なら100万円もあれば、お小遣い稼ぎ程度の利益を出すことが十分に可能です。
例えば、初値が公募価格の11倍となり多くの億り人を生みだしたHEROZは、公募価格は4,500円でした。HEROZの1単元は100株だったため、100万円あれば200株(90万円)分買うことが可能でした。HEROZの初値は49,000円を付けたため、HEROZを100万円分買っていたら、100万円が一晩で900万円近い利益になっていたのです。
ただ、そこから20%の株式譲渡税が引かれるため手元に残るのは800万円ほどになりますが、それでも100万円あれば800万円もの利益を手にすることも可能だったというわけです。
とにかく、まずはIPO投資用の資金として最低でも100万円の種銭を作りましょう。
IPO株の買い方2:証券口座を開く
IPO投資をするためには証券口座を開いておく必要があります。証券口座の開設は無料でできるため、特に心配する必要はありません。
また、最近は電話審査なども一切なく、個人情報を入力して運転免許証などを提出するだけで簡単に証券口座を開くことができます。
近年、IPO投資は個人投資家に人気の投資法となっており、当選確率が非常に低くなっています。そのため、IPOの当選確率を上げるためには、IPOへの応募数を増やすことが重要になります。
IPO株の買い方3:IPO株の情報を調べる
IPO株を買う前に、どのIPO株に応募するべきなのかをよく調べておきましょう。
特に注目したいのが、そのIPO銘柄がどのような事業を手掛けているかということです。
例えば、多くの億り人を生みだしたHEROZは人工知能を手掛ける銘柄だったことから大きな注目を集めました。
人工知能は、いまマーケットで最も注目されているテーマの一つとなっており、人工知能関連銘柄は軒並み大きな上昇となっています。
この半年で大きな注目を集めたIPO銘柄としては、人工知能を駆使してホワイトカラーの業務を圧縮する事業を手掛けている【6572】RPAが挙げられます。
RPAは公募価格が3,570円に対して、初値は14,280円と約4倍の価格を付けました。
RPAは人工知能関連で注目されただけではなく、今話題の働き方改革にも深く関わる銘柄だったことから大きな注目を集めました。
このように、闇雲にありとあらゆるIPO銘柄に応募するのではなく、IPO銘柄がどのような事業を手掛けているのかをしっかりと調べた上で投資することが重要です。
IPO株の買い方4:IPO株に応募する
目当てのIPO株の申し込み期間(ブックビルディング期間)中に、IPO割り当てのある証券会社からIPOの申し込みをします。
なお、このとき当選確率を上げるテクニックとして、そのIPO株が多く割り当てられている主幹事証券会社から優先的に応募することを推奨します。目当てのIPO株の主幹事証券会社はどの証券会社なのかは必ず事前にチェックしておきましょう。
また、IPOに応募する前に、応募する証券会社の口座にちゃんと入金しておくことも忘れないようにしましょう。
IPOの申し込みをしたら、あとは抽選に当たることを祈って抽選日を待つだけです。待ちに待ったIPO抽選日に、当選結果が分かります。抽選結果はメールでお知らせが来る場合と、証券口座にログインして確認が必要な場合があります。忘れずにチェックしておきましょう。
運良く当選した場合は、購入期間内に購入の意思表示をしてIPO株を手に入れましょう。当選したとしても、購入期間中に意思表示しなければ買えなくなってしまうので要注意です。
IPO株の買い方5:IPO株を売る
運良くIPO株を買えた場合は、上場日以降にも保有し続けてもいいですが、上場日に売ることを強く推奨します。
初値が公募価格の4倍になったRPAも、上場して後に高値を付けてからは暴落しており、保有し続けるのは賢明ではないことが分かります。
今年6月に満を持して新規上場した日本唯一のユニコーン企業である【4385】メルカリですらも、上場日に高値を付けてからは下落し、上場日の高値を超えられずに停滞しています。
これだけ大ブームとなっているメルカリですらも上場日に付けた高値を超えらずにいるのですから、名前もよく知らない大多数のIPO銘柄をいつ売るのが合理的なのかは自明だと思われます。
家計簿アプリを手掛けるフィンテック企業の代表格【3994】マネーフォワードは、上場日以降にも上昇していますが、このような銘柄はあまり多くはありません。
IPO株を売る際は、上場日の朝にIPO株が当選した証券口座から寄り付きでの売り注文を出しておきましょう。
これで利益が確定されて、いつでも出金することが可能となります。
まとめ:今後の気になるIPO銘柄は?
IPO投資はリターンが高い一方でリスクも限定される、期待値が非常に高い投資法となっています。
ただ、多くのIPO銘柄がそうであるように、IPO株は上場日に高値を付けて、その後は下落していく傾向が強いです。これは長期の価格形成に基づく健全なマーケットとはほど遠いものです。
IPO投資は、“投資”という語句が付いているものの、その実態は投機行為以外の何物でもありません。しかし、IPO投資は決して法に触れる行為ではありません。それに、利益になるものは利益になるのです。老後の年金にも期待できなくなる「人生100年時代」に、こんな割のいい投資は他にありません。
2018年はRPAやHEROZ、そしてメルカリの上場に沸いたIPO市場ですが、2018年8月以降にも多くの銘柄の新規上場が控えています。
特に、今後注目のIPO銘柄として注目されるのが、ソフトバンクグループから携帯キャリアとして新規上場すると伝えられているソフトバンクです。
三大キャリアの一つであるソフトバンクの新規上場は、メルカリを凌ぐ今年最大のIPO案件になることが確実視されています。ソフトバンクは、2018年7月9日に東京証券取引所へ新規上場予備申請を行ったことが発表されており、今後の続報に注目です。
また、この他にも、仮想通貨取引所のビットフライヤーやロボットベンチャーのZMP、クラウド会計ソフトを手掛けるfreeeなど、今後新規上場が期待されている銘柄が数多くあります。
今後も、IPO銘柄に関する情報は欠かさずチェックしておき、有望なIPO銘柄には必ず応募して一攫千金を手にしていきましょう!