目次
ソーシャルレンディングとは
ソーシャルレンディングを簡単に説明すると、お金を貸したい人(企業)と、お金を必要としている人(企業)の橋渡しを行うインターネットサービスです。
創業や事業拡大等で一定の資金を必要としている事業主が、ソーシャルレンディング事業者に融資希望の申請を行います。するとソーシャルレンディング事業者は、申請された案件の将来性、リスク、事業主自体の信用度を細かく審査します。
この事業主であればお金を融資しても無事に返済される可能性が高い、と判断された事業案件のみ、投資希望者に対して公開されます。
投資を希望する人は、公開された案件の中から好きなものを選択し、ソーシャルレンディング事業者に対して投資を行います。
そして、ソーシャルレンディング事業者は、投資者から預かったお金を事業主に渡し、事業主は事業を展開。融資して貰ったお礼に毎月利子をソーシャルレンディング事業者に返済し、その中から手数料を引いたお金が投資者に利益配当される仕組みです。
資産を増やしたい人が事業資金を集めたい人に投資し、無事事業が成功したあかつきには、利子を含めて投資した資金を返済して貰う。貸手と借手の両者が共にハッピーになれるサービスとして、近年非常に人気を集めています。
エメラダ・エクイティ概要
社名 | エメラダ株式会社(英文名:Emerada Co., Ltd.) |
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所在地 | 〒102-0083 東京都千代田区麹町4-8-1 THE MOCK-UP BY PORTAL POINT 407 |
代表者名 | 澤村帝我 |
設立日 | 2016年6月2日 |
資本金
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70,000,000円
(資本準備金は除く、平成29年10月末現在) ※金融商品取引法第29条の4第1項第6号イおよび同法第46条の6に規定する自己資本規制比率の適用はありません |
事業内容
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インターネットを活用した資金調達および投資プラットフォームの構築、運営
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金融商品取引業者登録
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第一種少額電子募集取扱業者
関東財務局長(金商)第3012号 |
貸金業者登録
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貸金業者登録番号
東京都知事 (1) 第31675号 |
加入協会
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日本証券業協会
日本貸金業協会会員 第006025号 |
信託銀行
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日証金信託銀行株式会社
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指定信用情報機関
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株式会社日本信用情報機構(JICC)
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エメラダ・エクイティの財務状況
会員数
応募数・応募金額推移
売上・利益推移
エメラダ・エクイティ代表者の経歴
1985年生まれ。
慶應義塾大学総合政策学部卒業後、野村證券株式会社に入社。
2012年、ゴールドマン・サックス証券株式会社に転職。
投資銀行部門にて、企業買収および資金調達の助言業務に従事する。
2016年6月、エメラダ株式会社を共同創業し、代表取締役CEOに就任。
エメラダ・エクイティを利用するのにおすすめな人
エメラダ・エクイティの利回り情報
マイナスになることもあれば、10倍(1000%)になることもあります。
エメラダ・エクイティで投資した新株予約権は、投資先企業が上場(IPO)した際には普通株式として受け取ることができます。普通株式は証券取引所でいつでも換金することが可能です。新規上場によって付けた値によっては、10倍を超える利回りを得ることも不可能ではありません。
また、投資先企業が売却(M&A)された場合は、新株予約権を買収企業に譲渡する対価として金銭を受け取ることになります。場合によっては、投資金額の10倍近くの利回りを得ることも可能となります。
ただ、10年間上場も売却もされなかった場合は、リターンは投資額分のマイナスとなります。
現在の募集案件の想定利回り
過去の実績利回り
元本割れや貸し倒れはない?
2018年8月現在は一切発生していません。
エメラダ・エクイティへの投資応募状況
エメラダ・エクイティの主な取り扱い案件
エメラダ・エクイティが取り扱ってきた案件としては、日本発のクラフトビールカンパニー「Far Yeast Brewing」やスポーツテック企業の「ラントリップ」、AIを活用した投資アルゴリズムを提供する「Smart Trade」などが挙げられます。
直近では、働き方改革でも注目される人材派遣業や不動産事業事業を手掛けているWonderwallが、2019年の新規上場を目指していると噂されている案件として注目されていました。
エメラダ・エクイティの特徴
エメラダ・エクイティのメリット
エグジット(IPO・M&A)に至れば、大きなリターンが期待できる
莫大なリターンが得られる可能性が高いという点ではIPO投資も挙げられますが、当選確率が低く、抽選に当たるのは宝くじに当たるようなものです。また、仮に抽選に当たったとしても、大きなリターンが得られるかどうかは分かりません。
その点、エメラダ・エクイティで投資できる新株予約権は抽選ではなく先着順であるため、IPO投資のように当たらなくて歯痒い思いをする必要はありません。
IPO・M&A後に投資した価格より下がる場合もあるため、エグジットしたからといって必ずしも大きなリターンが得られるわけではありませんが、エグジット後には価格が上がるケースの方が圧倒的に多いです。
プロの投資家の出資先に投資できる
エメラダ・エクイティでは、ベンチャー・キャピタルやエンジェル投資家といったプロの投資家が既に出資しているベンチャー企業に投資することができます。
よくある投資詐欺のような個人投資家への嵌め込みを狙ったものではなく、プロの投資家と同じ船に乗ることが可能です。
ベンチャー企業の実態や収益基盤は個人投資家が得られる情報だけでは分かりづらいことが多いです。しかし、プロの投資家が出資しているということは、将来の成長が期待されている企業であるということに他ならず、将来的にIPOもしくはM&Aに至る可能性が高いと言えます。
もちろんプロの投資家であろうと投資に失敗することはありますが、プロの投資家と同じポジションを取れるということは、個人投資家にとっては心強いメリットとなります。
最大投資額が設定されているため損失が限定される
エメラダ・エクイティでは、1社あたりに投資できる最大投資額が49万円までとなっています。これは金融商品取引法で、「1社あたり年間50万円を上限にインターネットを通して未公開株を購入できる」と義務付けられているためです。
最大49万円までというのは少ないと感じるかもしれませんが、ベンチャー投資にリスクは付きものです。最大投資額が49万円ということは、ベンチャー投資に失敗した際に失う資金も最大で49万円までに限定されるということになります。
資金は分別管理されるため、倒産リスクがない
エメラダ・エクイティは新興企業であるため、大手証券会社と比較すると、倒産リスクが大きいと言えます。また、セキュリティリスクも、大手証券会社と比べて大きいと考えられます。
しかし、エメラダ・エクイティに預けた資金は、エメラダ株式会社の資産とは区別して、信託銀行に「分別金信託」として信託されています。信託した資金は信託法に基づき厳格に管理されます。
そのため、万が一にエメラダ・エクイティが倒産した場合でも、有価証券・資金いずれも必ず返還されます。
エメラダ・エクイティのデメリット
換金しにくい
投資期間中に換金できないことが挙げられます。エメラダ・エクイティで投資した企業が、IPOするかM&Aされてエグジットしない限りは、最大10年間換金することができません。
また、相続以外では、第三者への譲渡は投資先の企業からの承認が必要となります。一度でも投資してしまうと、投資先の企業がエグジットするまで換金できなくなってしまうため、向こう10年間に渡って失っても構わない余剰資金を使うようにしましょう。
権利行使が10年経つと消滅してしまう
エメラダ・エクイティで投資した新株予約権の権利は、その企業がIPOもM&Aもされないまま10年間経過すると消滅してしまいます。この場合、リターンは投資額そのままマイナスとなってしまいます。
例えば、ある企業に49万円投資して、IPOもM&Aもされないまま10年経過したら、新株予約権の権利が消滅し、投資リターンは-49万円の損失となって終了となってしまうわけです。
ただ、新株予約権は投資から10年間経過する前の最後の1ヶ月に権利を行使して、普通株式を取得することが可能です。しかし、IPOもM&Aもしてない企業の普通株式を取得しても、流動性がなく現金化することはまず不可能です。
新株予約権への投資から10年経ってもIPOもM&Aもされなかったら、残念ながら損失を受け入れる他ありません。
最大投資額が49万円までであるため一気に資産を増やすには向かない
エメラダ・エクイティでの最大投資額が49万円までに設定されているのは、リスク管理の観点からは大きなメリットになりますが、資産を大きく増やす点においてはデメリットになると考えられます。
株式投資や仮想通貨投資では数千万円から数億円の資産を動かすことも可能であり、投資資産が多い人にとってはエメラダ・エクイティを使った新株予約権への投資をする必要はありません。
例えば、49万円投資して運良く10倍になったとしても490万円ですが、これは4900万円の資産がある人が株式市場で運用して10%の利益を得た場合と同じです。
取り扱い案件が少ない
エメラダ・エクイティの第1号案件となったクラフトビールカンパニー「Far Yeast Brewing」の募集から1年近くが経とうとしていますが、エメラダ・エクイティがこれまで取り扱ってきた投資案件は2018年8月現在で合計6件の5社しかありません。
東証1部に上場している企業は2100社以上あり、毎月のように新たなベンチャー企業が新規上場している点からすると、1年でわずか6件(5社)というのは余りにも少な過ぎます。
プロの投資家が既に出資しているベンチャー企業に投資することができ、投資先企業の投資情報が充実していることはエメラダ・エクイティの大きなメリットですが、投資案件の少なさはこれらのメリットを生かし切れていないと言わざるを得ません。
SNSでのエメラダ・エクイティの評判
https://twitter.com/souta6954/status/1028221027455709184
https://twitter.com/ipomechanic/status/1011567925948321793
https://twitter.com/2io2/status/997812905851551744